2008年10月3日金曜日

白い曼珠沙華

曼珠沙華は赤い花だけだと思っていましたが、
昼休み、いつも通る道の片隅に、白い曼珠沙華
の花が咲いてるのを見つけました。
空に向かって凜と咲いてる白い曼珠沙華。
とてもきれいでこの世の物でないみたい。

本当にあの花は曼珠沙華?
念のためパソコンで検索したら、有りました。
希ではありますが白い曼珠沙華の花が咲くそうです。

その名前の由来は仏教から来ている名前で、梵語で
「天上界の花」という意味だそうです。
おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天から降って
くると仏教の経典にあるそうです。
そこで 連想したのがお祝いに使う紅白の熨斗と幕。
そういえば赤と白は現実界を現す色と前に習った事が
あったなぁ。と妙に納得。
そして・・・
鱗茎には有毒物質が含まれているものの薬にもなり、
救荒食でもある。っと書いてある。毒と薬・・・。
救荒食って何?と今度は”救荒食”を調べてみる。
救荒食とは、飢饉で食糧不足の際に、糧となる動物や
植物。
昔、飢饉などでいよいよ食べるものがなくなると、曼珠
沙華の鱗茎を掘り起こし、何度も晒して毒を抜き、わず
かばかりの雑穀の粉と共に、すいとんのようにして食べ
た。いざという時の食糧だったらしい。
曼珠沙華は命を繋ぐ花だったという事にびっくりしていま
す。人の知恵はすごい。
そうして繋いできた命。先人からもらった生命のバトン。
私は誰かにちゃんと渡すことができるんだろうか。 

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